ほとんどの場合、慢性的な体質の悪化によって引き起こされる病気ですが、
普段は比較的健康状態にある人も、一時的にちょっとしたきっかけで逆流性食道炎に似た症状を発症してしまうことがあります。
この病気は胃液が過剰に分泌されてしまったときにおきやすくなりますが、
体力が落ちがちな時期に暴飲暴食を行なってしまうと、翌朝つらい胃もたれや空腹時の吐き気・呑酸が出やすくなります。
一度の食事のときに急激にたくさんのものを胃の中に入れてしまうと、
胃袋が大きく伸長してしまうため、胃と食道の境目に無理な力がかかってしまうようになります。
このような瞬間的に起こる胃と食道の機能不全のことを「一過性下部食道括約筋弛緩」といい、
この弛緩が治るまでの間、胃液が食道方向に逆流をしてしまうのです。

一過性下部食道括約筋弛緩の場合、数日程度の短い時間ですぐにもとに戻るのですが、
このような急激な暴飲暴食を不規則に続けていると、次第に弛緩した部分が疲弊して元通りに戻りにくくなってしまいます。
普段から油っぽいものや甘いもの、刺激の強いものを食べる人によく起こる逆流性食道炎ですが、
同じように習慣的なドカ食いをしてしまう人もかなり疾病のリスクが高いということができます。

逆流性食道炎を慢性的に起こさないようにするためには、普段からの食生活の管理に加え、
やけ食い・ドカ食いの習慣を持たないようにすることも大切です。
女性などでは特に、過剰なダイエットの反動で起こるリバウンド時や、
日常生活で強いストレスを感じた時にやけ食いをしてしまいがちですが、
あまり頻繁にそれを繰り返してしまうと逆流性食道炎の原因をつくりだしてしまいます。気を付けましょう。