逆流性食道炎という病気でやっかいなのが、胃の不調症状の他に他人の目を気にするような症状も出て来てしまうということです。
その中でも深刻なのが人前でもこらえきれずに発生してしまうげっぷや口臭です。
健康な状態の体であっても、食事をするときには一緒に空気を食道に入れてしまうことにもなるのでどうしてもげっぷは発生してしまうものです。
ですが、通常のげっぷはなんとか人前でこらえることができるのに対し、胃液の逆流をともなう逆流性食道炎由来のものの場合には、かなりの大きさとなるのでなかなか我慢をすることはできません。
またそのガスの量も通常とは比べ物にならないほど多いので、一度だけでおさまらず連続して出てしまうようなこともあります。

さらに大変なのが、逆流性食道炎の場合のげっぷでは嫌なニオイを伴うことも多いということです。
もともと胃液が逆流するときには口の中が酸っぱくなったり苦味を感じたりして不快感を伴うものですが、同時にそれら胃の中のものの逆流は大変気分のよくないニオイをしています。
そのためたとえげっぷそのものはこらえることができたとしても、その後の口元のニオイは大変気になるものとなります。
特にここ近年は若い世代を中心に他人のニオイに大変敏感になっているため、口元からの口臭は心理的に大きなプレッシャーになります。

げっぷのでる食後以外にも、逆流性食道炎を患っている人は強い口臭症状が出てしまうことがよくあります。
逆流性食道炎の患者さんの多くはストレス性の胃炎、もしくは便秘の症状をよく同時に発症してしまっていたりします。
胃の荒れは口元に胃液のような嫌なニオイを作りますし、便秘の人は腸内で腐敗した便から発生するガスによりやはり同様に嫌な口臭が発生しやすくなります。
そのため逆流性食道炎の症状が進むことで体調不良だけでなく対人するときのプレッシャーを感じるようになってしまい、外出をしたくなくなったり人と話したりすることを嫌ったりするようになることもよくあります。

内臓由来の口臭の場合、臭い消しのような市販の口臭対策グッズではほとんど役に立ちません。
ですのでもし逆流性食道炎の症状とともに口臭が気になるようになったら、早めに専門の医療機関を受診しましょう。