ものを食べるときにちょっとした違和感を感じたり、食後に不快感があるといった自覚症状がある人でも、なんとなく医者にかかるのは嫌だなと思っている人がいるのではないでしょうか?
おそらくそうした人の多くは、過去に検査で胃カメラを口や鼻から飲んだ経験があり、そのときの感覚がトラウマになって積極的に医師にかかりたいと思えなくなってしまっているのではないかと思います。
食道や消火器系の診察のときに欠かせないのが内視鏡です。
内視鏡とは口は鼻から細いチューブを差し込み、直接食道や胃の内部を目で見ながらどのような様子になっているかを観察する機器です。
内視鏡には経口のものと経鼻のものとの二種類があり、経口タイプの方がやや太めにできています。
実際に挿入をされたときの感覚としてはやはり細い経鼻タイプの方が楽なようですが、若干太めの経口タイプの方が細かく病状を観察しやすいというメリットがあります。

今では一般的な内視鏡ですが、以前までは内視鏡ではなく胃カメラが食道や胃腸の検査に用いられてきました。
胃カメラとは管の先端にカメラがついており、胃の内部に入ったところでシャッターを押し、検査後にそれを現像するという方法がとられていました。
胃カメラは管の太さが11~13mmにも及ぶようなこともある大変太いもので、しかも折り曲げがしにくく喉を通したときには大変大きな圧迫感を覚えるようなものでした。
あまりにもこの胃カメラの評判が悪かったことから、次にファイバースコープという太さが9mm程度にまでなった曲げやすい材質の検査機器が開発されたのですが、そちらは今度は内部で映像を取得するとき不鮮明であったため、詳しく病巣を発見することができにくいという欠点がありました。

その流れで誕生したのが内視鏡で、それは写真としてではなくリアルタイムの映像として内部をモニターに映し出すことができるようになったという、大変に画期的なものでした。
これは検査を受けている患者さん本人がすぐに自分の体の中の様子を見ることができるという便利さもあるもので、お医者さんにとっても説明がしやすいものとなっています。
気になる部分があったらそこを静止画として写真にすることもできるので、どこでどのような病気症状が起きているかをすぐに把握することができます。
昔は胃カメラが苦手だったという人も、内視鏡検査ならあっけないくらいにすぐに検査を終えることができます。
どうか苦手意識は捨てて、早めに検査をうけてみてください。