逆流性食道炎は他の病気の症状にもよく似ています。
逆流性食道炎そのものも大変な病気ではあるのですが、それよりもより生命や健康に関わるような大きな病気を内側に潜めていることもあるので、症状が軽いからといってあまり軽く考えては置かない方がよいかもしれません。
逆流性食道炎に似た症状の病気の代表的なものは、狭心症と食道がんです。
逆流性食道炎が起きると、胃の中の胃液や食べたものが逆流してきそうになることで、胸元に強い痛みを感じてしまったり、息苦しさや動悸が起きたりします。
軽い症状のうちでも胸焼けや胸のだるさが起こったりしますが、これらも別の病気の時でも起こる症状です。

狭心症とは心臓に栄養を運ぶ重要な血管である冠動脈に流れ込む血流が不足することで、心臓全体の筋肉が酸素不足におちいってしまう症状のことをいいます。
心臓への酸素が不足することで痛みが生じてしまうのですが、このときの痛み方は逆流性食道炎に非常によくにています。
実際に病院を受診した人の中にも逆流性食道炎と狭心症の区別がつきにくて検査に苦労をしたということもよくあるので、頻繁に痛むようなら早めに精密検査を受けるようにした方がよいでしょう。
狭心症を放置しておくと冠状動脈が自然治癒が不可能なほどに狭くなってしまうので、バイパス手術などかなり大掛かりな外科手術をしなくてはならなくなります。

狭心症とはまた違った逆流性食道炎に似た症状として食道がんもあります。
こちらは名前のさすようにズバリ口から胃へと通じるまでの食道の部分にがん症状が起きてしまうことをさします。
食道がんは逆流性食道炎と問題が起きる部位かなり一致しており、症状もかなり近いので逆流性食道炎として放置しているあいだに転移が進んで深刻な体の状況になってしまうこともあります。
検査のためには内視鏡や組織検査など本格的な方法が必要となるので、定期的に人間ドッグなどを受けるようにして早期発見を目指したいところです。

逆流性食道炎やそれに似た症状が慢性的に体に起こることで、反対に合併症が起こってしまう場合もあります。
胸の痛みが断続的に続くようになると痛みからよく眠れなくなってしまうことになるので、それが体調不良やますます胃腸への悪影響を与えてしまうことになります。
逆流性食道炎かなと思ったら、まずは一度専門の医師の診断を受けるようにし、そこから適切な対策をしていくようにしましょう。
何事も早めが一番です。