山芋が胃に優しい理由

ネバネバ系の食物が体によいということは、おそらく多くの人がなんとなくは知っているのではないかと思います。

納豆、オクラ、海藻類など全く食材のジャンルは異なっていてもネバつくという特徴を持った食物はそれぞれとても豊富な栄養素を持っています。

そんなネバネバ系食品の中でもひときわ整腸効果が高いとされているのが「山芋」です。

山芋にはアミラーゼ、オキシダーゼ、グリコシダーゼといった酵素が非常に多く含まれており、近年大流行の酵素ダイエットのための食材としても大注目を受けています。

酵素を多く含んだ食物は体内に入ると酸化を防ぎ老化現象を起こりにくくしてくれるため、アンチエイジングにも大変効果が高いとされています。

他にも山芋にはグロブリンやマンナンといった胃腸の働きを整えるための成分も含まれているので、まさに食べる薬と言ってもよいほどの素晴らしい作用を期待することができます。

おすすめ料理

山芋の場合特に何か料理にしなくても、そのまますりおろして食べるだけで手軽に摂取をすることができます。

すりおろした山芋にそのまま出汁などを入れて食べてもいいですし、アツアツのご飯にかけてぶっかけご飯にしてもおいしく食べられます。

他にもオクラを軽くゆでたものと合わせても美味しいですし、マグロのぶつ切りと合わせてマグロ丼にしてもいいですね。

ご飯と一緒に食べるとさらさらとした食感になるので、夏場などあまり食欲がないときにも食べやすくしてくれる便利な食材です。

山芋を使ったおつまみも多く作られており、輪切りにした山芋を軽くフライパンであぶり、そこに粉チーズと青のりをかけたりしたものなど手軽にすぐ作れて大変美味しい料理が多いことも特徴です。

整腸作用の高い山芋はアルコールの毒素を分解するのにも大変役立つため、お酒と一緒に食べると悪酔いを防ぎ二日酔いになりにくくしてくれるという働きもあります。

アルコールへの働きをより重視するのであれば、同じネバネバ系食物でもありなめたけと一緒に合わせて食べるとより効果が増幅されて肝機能を助けてくれます。

食べる時の注意点

長芋の料理はいろいろありますが、1点注意しておきたいのができるだけ生の状態で食べるようにするということです。

山芋料理としては、カブや大根のようにふろふき状にして食べるものや、鶏そぼろと合わせて甘辛く煮るといった方法もありますが、そうした熱を使った調理は栄養面だけを考えた場合には適切ではありません。

火を通すと山芋からはぬめっとした感じがなくなるのですが、これはムチンやコリン、ビタミンB1といった貴重な栄養分がなくなってしまったことを示します。

山芋以外のイモ類は普通煮て食べるのが一般的なのでついつい料理をしてしまいたくなるところですが、山芋に限ってはよけいな手を加えずできるだけそのままの状態で食べるようにした方がよりよく栄養分を体に取り込むことができます。

山芋に十分に火を通してしまうと消化酵素がなくなるので、せっかくの整腸作用も本来の数分の1程度しか残らなくなってしまいます。