胃粘膜のダメージが悪化した状態

胃酸の影響を強く受けてしまうことで胃粘膜が傷つけられて、更に悪化して筋肉までえぐり取られる状態になることを胃潰瘍と言います。
胃潰瘍は基本的に投薬で治る病気だと言われていますが、場合によっては腹膜炎を引き起こすことでショック状態になって最悪の場合には命の危険を及ぼすこともあるため、決して楽観視してはいけない病気です。

参考:ストレスでお腹が痛い!胃潰瘍を疑ったらどうすればいい?

胃潰瘍の原因

胃潰瘍になる原因とされているのはいくつか考えられますが、現代人の場合はストレスの影響も大きいと言われています。
目に見えないストレスは様々な悪影響を及ぼすとされていますが、その典型的な症状として自律神経のバランスが崩れることで胃酸と胃粘液のバランスも崩れてしまって胃酸が過剰に分泌される現象を引き起こします。
過剰な胃酸は胃粘膜を荒らし、やがて胃潰瘍を引き起こすとされています。

もう一つの原因として考えられるのがヘリコバクター・ピロリ菌の存在です。
日本人はピロリ菌が住み着いている人が多いとされており、胃潰瘍や胃がんを引き起こす原因になるとして除菌が推奨されています。
ピロリ菌はアンモニアや毒素を作り出すことで胃粘膜を直接荒らす原因になるとも言われています。
他にも鎮痛薬や降圧剤などを頻繁に使用している方も胃酸を過剰に分泌させる原因にもなるため、胃粘膜を荒らして胃潰瘍を発症させる原因になると言われています。

胃潰瘍の症状について

胃潰瘍はみぞおちから左側にかけて鈍痛を感じるのが特徴です。
ただし痛みの感じ方は人によって異なるもので、強く痛みを感じる方もいますし、ほとんど痛みを感じないため変化に気付かなかったという方もいます。
特に痛みを感じやすいのは食事を摂っている最中か食後なので、このタイミングでみぞおちの左が痛いなと感じた場合には胃潰瘍を疑ってください。

他にも胸やけや吐き気、ゲップ、黒褐色の吐血、黒い便などの症状を引き起こす場合もあります。
些細な症状に感じられても明らかにいつもとは異なる体調の変化を見逃さず、医師に相談することが大切です。

胃潰瘍の治療法

胃潰瘍の症状と思われる変化が見られた場合には速やかに病院へ行き、バリウム検査や内視鏡検査を実施してもらいましょう。
その結果胃潰瘍が見つかった場合には基本的には投薬治療が行われることになります。
胃酸の分泌を抑える薬が処方されますが、出血をしていると思われる場合には出血を抑える薬も処方されます。
他には胃潰瘍を引き起こす原因を元から断つように、食事療法や生活指導が行われますのでその指示に従って生活することが基本の治療になります。

胃潰瘍が原因で胃に穴が空いてしまうほど悪化している場合には手術が行われることになります。
ピロリ菌が原因の場合には再発も予想されるため、ピロリ菌の除菌を行う投薬も行われます。