逆流性食道炎は肥満体型の人に多く発症するという特徴があります。
肥満というと単純に身長に対しての体重の割合の多い人のことを指すようですが、健康面ということでみていく場合単に体重の数値だけでなく、その他の体組織の割合から判断をしていきます。
肥満体型のうち、体に重大な問題を与える可能性がある太り方を「内臓肥満」といいます。
内臓肥満は腹膜部分の脂肪が異常に増加する状態のことをいい、高血圧や糖尿病といった生活習慣病の多くを引き起こす原因になります。
健康診断などでは「メタボリックシンドローム」であるかどうかの判定を行いますが、このメタボリックシンドロームは内臓肥満が増加することにより、病気予備軍となりうるような危険な兆候が見られていないかということを総合的に判定するものです。
内臓肥満、メタボリックシンドロームと判定されたからといってすぐさま何らかの重篤な病気になるというわけではないのですが、将来的にいつ病気となってもおかしくない状態であることから早めに対策をとっていくことが求められます。

逆流性食道炎だけに絞ってみてみると、内臓肥満は二つの面で大きな関わりを持っています。
1つ目は最初に述べたような腹部に過剰に脂肪がついてしまうことにより、それが内臓とりわけ消化器官を強く圧迫してしまうということです。
肥満体型の人が逆流性食道炎を発症しやすいというのはまさにこれが原因で、常に胸部や胃を体内脂肪によって圧迫され続けることで胃の中に入った食べ物が順序よく消化されていかず、逆方向に向かって流れでていってしまうことになるのです。
2つ目は、肥満体型を生み出すそもそもの原因である食生活の内容です。
肥満の状態になるということは、その人が生命活動をするために必要な量のカロリーを実際の摂取量が大きく上回ってしまっていることでもあります。
カロリーの高い食事を内容をとっているということは、分量が多いということの他、食品の中でもカロリーが高めのものばかりを食べているということです。
カロリーが高い食材として代表的なのが、脂身の多い肉類や油をたっぷりと使った揚げ物、甘みの強いお菓子類やファストフードなどのジャンクフードです。
このようなカロリーの高い食べ物は胃の中に入ったときには大変に消化がしづらく、胃に大きな負担をかけてしまうようになります。

逆流性食道炎として医師の診断を受けると、必ずといってよいほど提案されるのが食生活の改善です。
もし肥満体型で逆流性食道炎が疑われる自覚症状がある人は、まず普段の食生活をみなおし胃に負担をかけないように工夫をしていきましょう。