食道炎になりやすいタイプの人の中には、体内の免疫力が弱いという人も当てはまります。
食道炎の症状にはいくつかタイプがありますが、まず最初に感じるのはものを飲み込む時の喉の痛みやつかえという症状です。
食道炎の原因の中には、口から入り込んだカビが繁殖をしてしまい、それが病気のもとになってしまうこともあります。
具体的には「食道カンジダ症」という症状ですが、カンジダというカビ菌が体内の免疫力の弱体化によって繁殖を起こし、それが食道部分に悪い影響を与えてしまうのです。
普段は元気でなんともない人であっても、他の病気にかかってしまうなど一時的に免疫力が低下をしてしまい、そのときに同時発生をしてしまうケースもよくあります。
もし病気中にのどのつかえなどを感じるようになったら、食道炎の可能性を疑ってみるべきでしょう。

免疫力が低下する原因となる病気としては、糖尿病や慢性腎不全、肝硬変などです。
他にも膠原病の治療のためにステロイド薬を常用している場合にも、体内の免疫力は弱くなってしまいます。
加えていうと、加齢とともに体力が衰えてしまうと同じように免疫力が平均的に弱まります。
もし急に食道炎の症状が出てきたら、まずは安静にして体の疲れをとるようにし、十分に栄養をとって免疫力の回復を目指しましょう。
疲れすぎているときやストレスを強く感じていたりすると、食欲が落ちてしまい症状に気がつきにくくなってしまいます。
最近ものを食べるのが苦痛だというように思えてきたら、生活習慣や心理状態をよく見なおしてみてください。

ところで、この「食道カンジダ症」の診断をするときには、患者さんに「体内にカビが繁殖していますよ」と告げることになりますが、この時非常に驚かれる人がたくさんいます。
ですがカンジダという菌は偶然に体の中に入り込むものではなく、普段健康な人の体の中にも自然に存在するものです。
ただし健康な状態のときには体内の免疫機能が高まっているので、カビが繁殖をすることができずにおとなしくなっているというだけなのです。
繁殖をしたカンジダ菌を内視鏡でみてみると、体内に白い点状のものがついていることがわかります。食物に白いカビがついた状態を思い浮かべてもらえばイメージはしやすいでしょう。
食道炎は通常は安静にして健康を取り戻せば自然に治ることができる病気です。
毎日の生活の中で不健康になりそうな要素を少しずつなくしていくことを心がけましょう。