逆流性食道炎の患者さんをみてみると、必ずしも肥満体型の人ばかりではないことに気が付きます。
最近では高齢者だけでなく若者世代にも逆流性食道炎の症状は広がってきているのですが、その原因の一つとされているのが姿勢の悪さです。
姿勢が悪い人というのはいわゆる「猫背」とされる背中が丸まった状態になってしまっているのですが、そのように前かがみの体勢は胸部と腹部に大きな負担をかけてしまいます。
肥満体型の人や胎内に赤ちゃんがいる妊婦さんなどは胎内の内臓同士が押し合うような形で圧迫をしているのに対し、猫背の人は自ら体重を胃など消化器官にかけてしまっていることになります。

実はこの姿勢の悪さは逆流性食道炎にかぎらずたくさんの病気を生み出すことにもつながってしまいます。
整骨医や整体師の方のお話を聞くと、かなり多く感想として聞かれるのが若い世代の姿勢の悪さです。
若いといっても20代くらいの青年世代だけでなく、小中学生など10代前半くらいの子供にも姿勢の悪さは広がってきています。
ここ数年、逆流性食道炎の症状は高齢者だけでなくかなり若い人にまで広がってきているのですが、その一因となっているのがこの姿勢の悪さではないかと言われるほどです。

なぜ姿勢が悪い人が増えたのかということについてはさまざまな意見がありますが、子供世代にまで急増している理由として高い可能性として考えられるのが生活習慣の悪さです。
まず若い世代の姿勢の悪さを作り出すことになっているのが座り方の姿勢です。
正しい姿勢で座っているとき背筋はピンと伸びてまっすぐ体が立っていますが、パソコンなど画面を覗きこむようにしている人は肩から首にかけて前のめりになってしまいます。
座った状態で画面などをよく見ようと頭を突き出すとどうしても猫背のような体勢になってしまうので、これがくせになって立ち上がったときにも猫背を作ってしまうようです。

また猫背のような前のめりの姿勢だけでなく、体の左右が歪んでしまっていたりする場合にも内臓に部分的な負担をかけることによる逆流性食道炎の症状を誘発してしまうことになります。
若い女性の中には、かかとの非常に高い靴を履いていたりすることで、歩くときの姿勢が大変悪くなってしまっていることもよくあります。
座り方とともに歩くとときの姿勢もまた内臓状態を大きく左右することにもなるので、まずは自分の姿勢が正しいものであるかどうかをしっかり鏡などでチェックしてみることをおすすめします。